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Geschwätz

2017.11.07 (Tue)

「お仕事の方、順調みたいね。先月も契約を結んだって聞いたわよ」
「誰から聞いた?」
大方の予想はついているが聞いてみる。
「貴女の執事さんから。食材とか買いに下ろすんでしょ?いつも立ち寄ってくれるのよ」
「あのお喋り執事め…」
人の仕事状況をこう簡単に告げて…僕からのコンプライアンスはどうなっている。
たまらず険しい顔付きになるアイリス。

「怒らないでアイリスちゃん。私が気になって聞いているんだから、執事さんはそれに答えてくれてるだけ」
『悪いのは私の方よ』と執事を庇うナデシコ。
だがアイリスの表情は変わらないままだ。
聞かれても答えなければいいだけの話じゃないか、と言うように。
「ごめんなさい。貴女の事、知っている仲だからすぐ心配になっちゃって。
執事さんは許して上げて。怒るなら私に、ね?」
…それこそナデシコに怒りを向けれるはずがない。

「世話になっている女性用ブランド品の製造者が庇うなら、僕は何も言えない。聞かなかったことにする。
僕は大丈夫だから心配しないでくれ。すまない、気を悪くさせた」
「いいえ、アイリスちゃんは何もよ。…口の滑りやすい乙女は駄目ね、気を付けなくちゃ」


大半の女性は秘密を口にしてしまう。偏見ではなく、これは科学的にも証明されていることらしい。


僕に仕える執事は、女性でなく男性でありながら仕事状況を話すほどの喋り魔らしいが。

テーマ : 自作連載小説 - ジャンル : 小説・文学

23:00  |  小説  |  Trackback(0)  |  Comment(0)

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